【それ】婦人科に行くメリット3選【放置しないほうがいいかも】

Doctor Hospital Bless You Medical  - cromaconceptovisual / Pixabay 産婦人科あれこれ
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生理のこと、お股の症状のこと、避妊のこと…悩みはあるけど、婦人科に行くのはハードルが高い….そんなあなたの背中を押すための記事です。

婦人科に行くのが気が進まない人へ

婦人科って、行ったら問答無用で内診されるんでしょ…?

そんなことはありません。生理の悩みでやってくる中高生を始めとして、セックスの経験がない人はお腹の上からのエコーで代用することも多々あります

お股がかゆい、できものがあるという場合には患部の診察のため内診台に上がってもらうこともありますが、必要がなければ腟内に診察器具を入れることはしません

婦人科の初診時に書く問診票にはセックスの経験の有無を記入する欄があり、医師は診察前にその欄を確認します。面と向かってセックスの経験について言わなくても大丈夫です。

セックスの経験はあっても内診が初めてで怖い人は、診察室に入ってから医師に不安な気持ちを正直に伝えてください。診察のときに最大限の配慮をしたり、症状によっては内診をしないで済むこともあるかもしれません。

お股見られるのが恥ずかしいから行きたくないよ…

大丈夫です。過去の私のツイートをご覧ください。

婦人科医♂も婦人科医♀も、星の数ほどのお股を見まくっています。あなたのお股と対峙するときには、完全に無我の境地に至っています。あなたのお股が無毛だろうがナチュラルだろうが入れ墨入ってようがピアスついてようが、記憶に残ることはないので大丈夫です

メリット① 生理について相談できる

・生理前後は眠気、イライラ、にきびがひどい
・生理中は痛み止めが手放せず(効かず)、日常生活に支障が出る
・生理の量が多いような気がする
・生理の度にクラクラ/息切れ/めまいなど、貧血っぽくなる
・生理が来ない
イベントがあるので生理をずらしたい

生理の悩みは口に出しづらいし、他人との比較もしにくいんですよね。

以前外来に来た方で、「生理2日目には日中でもオムツ型の夜用ナプキンが手放せないし、それでも1時間で溢れてしまって服を汚したりするけど、普通だと思っていました」とおっしゃる方がいました。

「あれ?これって普通なのかな?わからない…」と思ったらまずは婦人科へ相談を。

症状や診察所見に応じて、痛み止めや漢方の処方、ホルモン治療(低用量ピル、ディナゲスト、ミレーナ)、手術療法などが検討されます。

また、あまり知られていませんが、飲み薬を使うことで生理をずらすことができます。生理をずらしたい予定の2か月くらい前に婦人科で相談してみてください。

メリット② 病気の発見、予防に役立つ

・婦人科検診を受けたことがない、2年以上受けていない
・お股のかゆみが強い
・最近おりものが多い、においが気になる、色がいつもと違う
・性感染症(性病)にかかってしまったかもしれない
・不正出血がある

ぬー
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当てはまるもの、ありませんか?

特にセックスの経験がある20歳以上の方は、子宮頸がん検診は最低でも2年に1回(できれば1年に1回)受けることをおすすめします

クラミジアや淋菌などの性感染症は、女性の場合感染しても症状が強く出ないことがありますので、症状がなくても心当たりがある場合は受診してください。

性感染症以外にも、カンジダや細菌性腟症によりお股の症状が出ることがあります。治療は症状を抑える薬のほか、診断によっては抗生物質を投与することもあります。飲み薬・塗り薬、腟に入れる薬・点滴の薬など、診断と患者さんの状態に合わせて使い分けます。

不正出血の原因は良性~悪性疾患まで様々なのでここは詳細を省きますが、まずは婦人科へ相談を。

子宮頸がんを予防できるワクチン(HPVワクチン)をご存知ですか?

子宮頸がんの大部分は、セックスで感染するHPVウィルスが原因です。
そのため、初めてのセックスをする前に接種するのが一番効果的です。
小学校6年生から高校1年生の年齢であれば、無料で接種できます。
それ以上の年齢では自費となりますが、セックス経験の有無にかかわらず45歳までの方への積極的な接種が推奨されています

HPVワクチンは癌を予防できる数少ないワクチンです。ぜひご検討ください。
詳しくはこちらのサイトを参考にしてください。

メリット③ 避妊について相談できる

コンドーム単独の避妊の場合、使い方を間違えることで避妊の成功率が85%ほどまで低下します。実際に間違った使い方をしている人も少なくありません。婦人科外来で診療をしていると、「コンドームをしていたのに妊娠してしまった」というケースは決して珍しくないのです。

また、セックスした相手の男性がコンドームを付けてくれないリスクを考えると、女性側でも対策を講じておいて悪いことはないと思います。

ぬー
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生で入れてこようとするやつ、どの時代どの層にも一定数存在する説

女性側でとれる避妊方法として、ピル、子宮内に器具を入れる(ミレーナ、IUD)などがあります。各方法ともメリット、デメリットがありますので、医師とよく相談してください。

また、避妊に失敗した場合、セックスから48時間以内であれば緊急避妊のための薬(アフターピル)を処方することも可能です。最近ではオンラインで処方するクリニックも増えてきています。

望まない妊娠のため中絶という選択をした、あるいは妊娠を相談できずに出産することになってしまったという人が少しでも減ってほしいです。

まとめ

今はホームページを持っているクリニックも増えてきたので、ネットで情報をチェックしてから受診先を選ぶことができるようになりました。

お股の悩みを一人で抱えていても状況は良くならないので、気軽に悩みを話せる「かかりつけ婦人科」を探してみてくださいね。

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