【音声解説付き】スリランカに行った話~前編~

旅あれこれ

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。ぬーです。

わたくし、学生時代はビーサン履いて小汚いリュックを背負って、外国を旅行することに心血を注いでいました。

そんな時代の話ですが、コロナ禍で旅を諦めざるを得なかった人たちが、少しでも海外旅行に行った気分になれたらと思い記事にしました。

今回は、2015年3月にスリランカを旅した話をします。stand.fmの配信も一緒に聞いてもらえると嬉しいです。

 

旅行中はずっとビーサン履いてるので、帰ってくるたび足の裏が真っ黒になってました。

スリランカへの直行便はあるにはあったのですが、マイルを貯めたかったのでシンガポール航空(スターアライアンス加盟)を利用しました。それではどうぞ。

シンガポール編

まずは経由地であるシンガポールのチャンギ国際空港へ。アジアで1番のハブ空港ということで、すごくきれいで広かった。

何よりびっくりしたのは、利用したシンガポール航空がバスを出して、乗り継ぎ時間で無料市内ツアーへ連れて行ってくれたこと。すごい。シンガポールは小さい国なので、2時間くらいで主要な観光地を回れた。

ほぼバスの中から市内を見るだけだけど、乗り継ぎ時間で効率よく回るにはこれが一番良いかも。これもアジア一のハブ空港だからこそ出来ることなのかな。

コロンボ到着

スリランカの首都は、皆さんが地理の授業で一生懸命覚えた記憶のある、あのスリジャヤワルダナプラコッテです。しかし、2015年時点では旧首都であるコロンボに、首都としての機能がまだ多く残されていました。空港もコロンボにあります。

コロンボの空港に着いたのは0時過ぎ。深夜なので街へ行くバスがなく、タクシーに乗るお金は惜しい。空港の待合で朝を待つ日本人に相乗りしないか声をかけたが、警戒されて撃沈。

仕方なくタクシーのおっちゃんに20ドルを払い、真夜中に近くの駅へ連れて行ってもらう。

始発を待つ人なのか、ホームレスなのかわからないけど床に転がってる人多数。さすがにこの中に混ざって一夜を明かす勇気はなかったので、その辺に座って朝を待つ。

明朝、駅の窓口が開く。どうにかこうにか切符を買い、ホームで待っていると電車がやってきた。中は意外と普通。

スリランカの田舎の朝焼けを眺めつつ。

駅から乗り合わせた親切なおじさんがサンドイッチくれた。おじさんがトイレに立つとき、見ず知らずの言葉も通じない私に「俺の荷物見といて♪」みたいなことを言っていなくなった。平和か。

乗り継ぎ駅のKandy着。懐かしい雰囲気のフォルムの電車。色がカラフル。

スリランカは紅茶の一大産地。山の斜面に広がる茶畑のなかを、電車がのんびり走る。時々茶畑で作業をしている人が手を振ってくれる。

きれいだなぁ。

行き先はスリランカでも有数の紅茶の産地、ヌワラエリア。

ヌワラエリア~World’s End~編

そうこうしているうちにヌワラエリアへ到着。スリランカに着いてからまともに寝てないのでとりあえず宿へ。

宿への道すがらにリッチモンドホテル(パクリ)あった。泊まってはないけど。宿に着いて、チェックインして、翌朝加わるツアーに申し込んで、その日は力尽きた。

翌朝。ヌワラエリアに来たのは、World’s Endという観光地に行くためだった。

ぬー
ぬー
World’s Endって…セカオワじゃん

当時、一世を風靡したSEKAI NO OWARIというバンドと同じ名前の観光地だからという理由だけで、行くことを決めたのであった。100%ノリである。

ツアーの参加者は全部で4人。ジープに乗せられて朝早くに出発。

小一時間車に揺られて、World’s EndのあるHorton Placeに到着。駐車場に立派な鹿がうろついていた。襲われたら素手では勝てないサイズ。

車の下で寝てる犬。涼しいのかな。

1時間弱くらい歩く。

歩く。木々の間から見える朝日がきれい。

そして着きました、World’s End。この断崖絶壁感=世界の終わり感なのかな。

市街へ戻ってぶらぶらしてると、公園を発見。何かしてる人たちを眺めながら、石に腰かけてぼんやり。すると…

ランチをしながらいちゃついている若いカップルの後ろから、野良(?)馬が出現。

そぉーっと背後から近づいて…

馬がすごい勢いでご飯を強奪。突然の出来事に慌てる彼氏。立ち尽くす彼女。後ろで笑いをこらえる…というかもう笑ってる私。カオス。この馬たちは明らかにその道のプロでした。

シギリヤへの道 人間の尊厳をかけた戦い編

ヌワラエリアを離れ、一路シギリヤへ。ダンブッラという街を経由する。

チケットは車内で購入。93ルピー(1ルピー≒0.5円なので46円くらい)。

ぎゅうぎゅう詰めのミニバンに乗って移動。前の座席にもおじさんが3人詰まっている。

ミニバンは運転が荒い。道路の舗装も悪くぐわんぐわん揺れる。

実はこの時お腹の調子が結構悪かったのだが、荒い運転もガタガタの道も私の肛門への容赦ないダメージを与え続ける。顔からどんどん血の気が引いていく。

目的地まではまだ1時間以上あり、トイレ休憩はないという。浮かぶ選択肢は、①車停めてもらうの恥ずかしいからその場で漏らす ②恥を犠牲に車停めてもらうの2択。今考えるとどうかしているのだが、私のために車を止めさせるという恥ずかしさのあまり①も本気で検討していた。もし①を実行に移していたら、テロリストとしてスリランカの警察当局に身柄を確保されて、履いてたパンツやズボンどころか私本体も(いろんな意味で)無事ではいられなかったと思う。

旅の恥はかき捨て、と運転手に「トイレット!プリィーーーズ!エマージェンシー!デンジャー!」と身振り手振りで何とかピンチを伝え、とある街のガソリンスタンドに入ってもらった。言葉が通じないのでこっちも必死。

満員のミニバンを降り、車内のスリランカ人全員から注目されるなかトイレに駆け込み事なきを得た。引き換えに何か大事なものを失った気もする。

事なきを得てミニバンに乗り込み、走り出した窓の外にふと見えたその街の名はGelioya(ゲリオヤ)。ゲリ・オヤ。

さすがにフフッと笑ってしまったが、私以外は車内全員スリランカ人でこの面白さを共有できる人がいなかったのが一番つらかった。嘘みたいなホントの話。

前置きが長くなったが、ようやくシギリヤへ到着。午後になってしまっていたため、お目当てのシギリヤロックへは翌朝向かうことに。

宿で知り合った韓国人のJunくんに誘われ、ワリカンでサファリパークへ。運がよければ子供のゾウが見られるらしい。

本格的なジープに乗り込み出発。

ゾウだゾウ。

子ゾウもいたゾウ。

サファリパークから戻ってきて街ブラをしていると、河でゾウが洗われていた。ゾウ尽くしの1日。

翌日、昼間の混雑を避けたくて早朝からシギリヤロックへ歩いて向かう。人通りも車もない静かな道路を歩いていると、途中で野良犬が出現。後ろをひたすらついてくる。無視する。

ふと振り返ると野良犬が増えてる。みんな付いてくる。あれ?これ囲まれて襲われるやつ…?と思いながらも、動じる様を悟られてはいけないと鼻歌を歌いながら歩く。

朝日に照らされる景色がきれい。私を取り囲んでいる野良犬(一部)も映り込んでいる。

何とか襲われずに歩いていると、シギリヤロックの姿が見えてくる。後光が差している。

もうちょっと近づくとこんな感じ。シギリヤロックは、5世紀後半にシンハラ王朝の王、カッサパ1世が築いた城の跡だそう。完成からわずか11年でその歴史を閉じたそうな。

入場料を支払い、岩肌に沿って作られた階段を上る。これが結構きつい。

頂上に到着。見晴らしがきれい。

なぜかここにも犬がいる。

なぜこんなところにブラジャーが…想像が膨らみますね。

行きより帰り道が怖い。

まだ時間があったので、宿で自転車を借りてサイクリング。

何書いているかわからん。

暑すぎて、サイクリングは2時間くらいで終了。宿でのんびりして、翌日シギリヤを出ることにした。

次回、スリランカ旅②~田舎町で取り囲まれるの巻~

乞うご期待!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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